フィナーレ(2017/08/19)
おかげさまで ばぁばは回復しました。
昨日は熱が上がらず、 気分がよくなったようです。
点滴効果かな?
じぃじの初盆で いつもはひっそりとしている我が家が、 来客が多く ばぁばなりに気疲れしたのでしょう。
かわいそうに~ しんどかったね~
あちらから、 きっと じぃじが 心配げに見ていると思います。
いやぁ~ teaも 初盆が大変とは聞いていましたが、 長崎ならではの にぎやかな中にもしめやかな 忘れられないお盆でした。
一昨日の続きを 今日は どうぞ~
国宝 崇福寺の前を通過するとき、 大きく90度カーブでしたので、 3連の精霊船は その大きさが、 際立ちました。
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ここを曲がると メインストリートへ向かいます。
たくさんの 遺族の皆さんが、 ついています。
そして 船を押しています。 故人を 一緒に 送って お別れを惜しんでいます。
メインストリートに入ると 爆竹の強烈な音が 耳をつんざくように ひっきりなしに 聞こえてきます。
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メインストリートに入った 精霊船は、 前を進む他の 精霊船が進むのを待って、 とまっている状態です。 前方の 白い煙がお分かりになりますか? 煙は、 花火や爆竹の煙です。 一家族の爆竹は、 だいたい5万円~10万円前後と言われるほど買われます。 ですから 相当量の爆竹が ならされます。 従って 前方は ほぼ真っ白!!(笑)
通りで見物している観光客が、 あまりに飛んでくる爆竹の多さに 「これは 危なすぎる! 規制しなくちゃ!!」と言っていました。
いやいや 観光客さん、 This is Nagasaki ですばい!!
確かに 怖いのは、 わかります。 でも こうやって 故人の道を清め、 心を込めて 送るのが、 長崎スタイルのお盆なのです。
どうか ご理解のほどを~
いよいよ メインストリートの花舞台、 県庁坂に 精霊船は差し掛かりました。
もうこの辺では、 雨が相当降った後なので、 濡れまくっていました。
そして 檜舞台へと向かいます。
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いよいよね~と思いながら、 船を曳く皆さんも 胸いっぱいです。
そして 県庁坂を 下っていきます。
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この坂の途中で、 ばぁばは 待っていました。
5時間も 船について回るのは、 ばぁばは無理だと思っていましたので、 県庁坂途中のホテルに部屋を取って、 待っていてもらったのです。 そして じぃじを 見送ってもらいました。
ばぁばは、 悲しくて悲しくて たまらなかったそうです。
これで 本当にお別れなんだと思うと、 胸が張り裂けそうだったと 言いました。
teaが 精霊流しが出発したところで、 思ったことを 同じように ばぁばも感じていたのですね~
精霊流しは、 賑やかですが、 寂しいお別れです。
葬儀よりも 心に染み入ってきます。
長崎の人って なんてセレモニーを考えたのでしょう。
しみじみ 故人を想い、 心からのお別れを 告げる儀式です。
それを 船で~というのが、 趣深いというか 悲しみが増すセレモニーです。
じぃじに 「さよなら」は 言いたくありませんでした。
でも 本当に旅立っていったと 実感しました。
じぃじは、 別のところから 私たちを見守ってくれていると思います。
じぃじの家族で 嬉しいです。
こんなに素晴らしい父親のもとに生まれてこれた 幸せに感謝です。
精霊流しは、 そんなことまで 思わせていただけた ステキな伝統行事です。
深い意味に 感じ入りました。
じぃじに 送った teaの 最後のメッセージです。
「世界一大好きなお父さん、 愛しています。」