両刃のメルカ(2)
ねこちゃん16歳ですね? 立派です。 とってもかわいがっていらっしゃるから、 元気でいてくれるのですね? この調子で 17歳、 18歳・・・ 20歳超えといきましょう。
応援しています。
さてさて 昨日の続きです。。。
メルカゾールを1日1錠で、 2週間投薬後 血液検査をしました。
T4は順調に下がってきましたが、 なんと 肝酵素が800を超える数値が出ました。
主治医は、 ビックリしてなんども検査結果を確認していました。
肝酵素が800という数字は、 肝硬変や肝がんを考えてもおかしくない数値だったからです。
さぞかし だるいだろうと思いました。
本にゃんは、 何もわからず いつも同じようにお外を堪能していました。
「お外はよかね~」
(お口ペロンとしているでしょ? 腎不全が出てきて、 お口が渇いているのでは?と 思いながら撮った写真です。 一つ一つの変化に 敏感になっていたteaです)
主治医は、 感染症かも?と思って、 まず抗生剤を投薬されました。
2週間後の検査では、 さほど肝酵素は減っていませんでした。
そして ステロイドを投薬しました。
2週間後、 わずかに減りましたが、 それでも 600~700ありました。
悩みに悩んだのですが、 原因がわかりませんでした。 ある日、 居ても立ってもいられなくなって、 主治医のところに行きました。 「先生、 このまま肝酵素が高いままだと、 あいちゃんはどうなるのですか? 」
ドクターは、 肝組織が線維化し、 肝硬変へ移行すると言われました。 そんな!!
この時 teaの闘争心に火が付きました。 淡々という主治医に ちょっとイラッとしたのです。
「あいちゃんは マンマが助ける!!」
すでにすえこちゃんのママ、 めわさんと連絡をとっていたので、 メルカゾールの投薬量を聞いていました。 すえこちゃんは、 4分の1錠でした。
メルカゾールが多いのでは?と思い、 片っ端からネット検索して 行きついたのが、 アメリカのドクターが書かれた猫の甲状腺機能亢進症についての論文でした。 そこには メルカゾール以外のお薬のことも書いてありました。 そしてメルカゾールの副作用についても記述がありました。
そのコピーをもって、 主治医のところに走りました。
「マンマは、 アタシのことだと 夜も寝んで 勉強しよらすとよね~」
主治医は、 teaの恐ろしさを その時 かみしめたようです(笑)
主治医は、 目の前の英文の論文を前に teaの本気度がわかったようでした。 メルカゾールには、 白血球減少、 赤血球減少、 嘔吐、 肝酵素上昇・・・ ありとあらゆる副作用があるという記載が論文の中にありました。
「せんせー このまま肝硬変に移行していくのを黙ってみているなんて、 私には絶対できません。 あいちゃんが、 どうなっても 先生に責任を一切問いません!! お願いだから メルカゾールの量を4分の1に減らしてください。」と お願いしました。
そして メルカゾールを4分の1錠に変更しました。 すると みるみるうちに 肝酵素が正常値に戻りました。
この時、 メルカゾールを減らしたのだから、 T4が上がることを想像していました。
そしたら、 なんと!!! T4が 正常値の上限 3.9を下回ったのです。
つまり、 メルカゾール4分の1錠(1日2回)で、 肝酵素も正常値、 その他腎臓の値もやや上昇したものの許容範囲、 T4も正常値になったのです。
不思議です。 投薬量のコントロールで、 全てが うまくいったのです。 適量は、 内臓のバランスを全て 保てるようにコントロールしてくれたのです。
「はぁ~~~、 マンマの執念やったもんね~」
はい、 英語の論文なんて わからない医療用語や薬剤名ばかりで 何度放り投げそうになったか? それでも この中に解決の糸口があるかもしれないと思って、 読み進めました。
本来なら、 休薬するべきところです。 今思うと 休薬ではなく よく減薬に踏み切ったと思います。 たぶんteaの中には、 減薬すれば、 大丈夫! 大丈夫であってくれ!という強い期待があったのだと思います。
あいちゃんは、 本当に期待に応えてくれる仔でした。
それから T4は安定し、 半年に1度の検査でも大丈夫なくらい落ち着いていました。
でも 腎不全は、 次第に 表に出てくるようになって、 クレアチニン4点台をマークした時に、 完全に療法食に切り替えました。
これも 療法食を見向きもしない あいちゃんには、 手を焼きました。
でも やはり あいちゃんは、 teaの気持ちを汲んで、 食べてくれるようになりました。
teaとあいちゃんは、 一心同体でした。
「マンマ、 世話になったばいー」
いいえ~
マンマは なんとか あいちゃんの日常を保ちたかったのと、 あなたとのお別れが 一日でも1分でも1秒でも先であってほしいと願っていました。 あなたがいなくなる日のことを思うと 胸かきむしられる思いだったのです。
あいちゃんのためと言いながら、 自分のエゴだったのかもしれません。
でも それほど深く強く愛していました。 寝ても覚めてもあいちゃんのことを考えていた日々でした。
サンさん、 死んでしまうと 何もしてあげることができません。
生きている間に 最善のことをしてください。 死んでから あの時 こうしていればよかったなんて後悔が一つでも少ないことは、 飼い主の心を救ってくれます。
高齢だから 安楽死を~という考え方、 確かに悪性腫瘍など 苦しみ抜くようでしたら、 そういう選択肢もありかもしれません。 しかし 甲状腺機能亢進症も腎不全もコントロールできる病気です。 高齢の動物たちには、 これまで 一緒にいてくれていた感謝とここまで長生きしてくれたことへのお礼の気持ちを込めてお世話するのが、 その仔たちへの恩返しだと思います。
安易に安楽死を~と言う口にするのは、 命への冒涜です。 どうか そんな声に耳を傾けず、 そばにいる仔に最大限の愛情をもって 向かい合ってください。
teaは、 あいちゃんを必死で守り、 そして 見送ったことに 満足しています。 ペットロスはありません。 後悔が一つもないかと言われれば、 ウソになります。 でも 25歳近くまで生きてくれたあいちゃんに 感謝の気持ちしかありません。
今は とても大事なターニングポイントです。 teaには、 すでに終わってしまった命を見ていたから、 救うなら今よ!という思いが強く強くあります。
再検査をしようと 思ってくださってありがとうございます。 このブログが、 一人でも多くのねこちゃんの命と飼い主さんの心をサポ―トできるのでしたら、 れンあいちゃんの命がお役にたてることでもあります。 それはteaの最も望むことです。
どうか 強い心で ねこちゃんと共に 闘ってください。 みんなで 見守っています。
何か 心配なことがあったら、 お知らせください。 一緒に考えましょう。
ぴょん吉さん、 よかったね~ ホントに よかった! コメント読んで、 鼻の奥がツンとして、 次の瞬間涙がこぼれました。
ぴょん吉さんの熱い思いと 絶対 うまくいく!という このブログにつながってくださる皆さんの 強い願いが、 壁を突き破ってくれました!! PCV16%から22%だなんて、 ダルベの治療をしていたあいちゃんにとっては、 夢のような大成果です。
ホントによかったね~ 嬉しいです。 ホントに嬉しい~ ナムルちゃん、 よく頑張りました。
幹細胞治療が成果があるとわかっただけでも 嬉しいです。
細胞は、 お若い元気のいいピチピチちゃんから 分けていただきましょう。
ナムルちゃんの穏やかな日々が これからも続きます! 続くことを祈っていますなんて不確定未来のお話ではなく、 確実に続きますと言いきれます。 これからもうまくいくと 思いましょうね。
強い思いは、 道を切り開いてくれます。
れンあいちゃんも 喜んでいますよ。 ぴょん吉さん、 不安だったと思います。 よい兆候がでたことで、 少し気が緩まれていませんか? ちょっと ゆっくりしてもいいんですよ~ そして お空に向かって、 ヤッターって 叫んでください。
闘病中の 嬉しいことは、 次への闘志につながります。 teaも そんな日々の連続でした。 ナムルちゃんは、 まだまだ いけます。 一緒によろばせてください。 おめでとうございましたー